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これまでは、プログラムを実行する度、毎回同じ処理をしていました。
そんなプログラムにはそろそろ飽きてきたかもしれません。
ということで、とりあえず乱数を使ってみようと思います。
乱数とはランダムな数のことです。サイコロ振った目の数みたいなもんです。
ただ、パソコン内でサイコロを振っているわけではないので、
プログラムで使えるのは
計算から求められた擬似的な乱数です。
その前に、関数の説明をしておこうと思います。
(乱数と同じ”数”がついていますが全く関係ありません。)
特に難しい話ではないのですが、中学や高校の数学で、
y = f(x) とか y = g(x) とか、あるいはf(x)の中身を具体的に書いて、
y = 2x とかいう関数を見たことがあるかと思います。
プログラム上の関数もこんな感じです。
xの値を与えることで、f(x)の値が決まる、というものです。
このxのことを命令と同様にパラメータと言いますが、
このパラメータの数は1つとは限りません。
x, y, zの値を参考に、g(x, y, z)の値が決まる、というのもあるでしょう。
実際に使ってみましょう。
// 半径
r = 5
// 乱数の初期化
randomize
repeat
// ランダムに位置を決める
x = rnd(640)
y = rnd(480)
// 円の描画
circle x - r, y - r, x + r, y + r
wait 1
loop
実行したら、黒い点が次々に表示されます。
もう、大体のプログラムの流れは分かると思うので割愛します。
乱数を使う時は、使う前にrandomize命令を置いて下さい。乱数が初期化されます。
これをしないと、乱数が毎回同じ、つまり乱数でなくなってしまいます。
それをしたあとに、
x = rnd(640)
y = rnd(480)
のところで、乱数を作っています。
rnd関数が乱数を発生させる関数で、数値のパラメータを1つとります。
上のプログラムの場合、xに0から639までの数(640通り)の中のどれか、
yに0から479までの数(480通り)のどれかがランダムで代入されます。
前にも言った通り、ウィンドウのサイズはデフォルト(標準初期値)で640×480なので、
rnd関数によって決められた円の中心座標は、画面内のどこかの点です。
乱数の使い方は大体分かったでしょうか?
ゲームでも、
降り注ぐ岩の位置とか、
的の出てくる微妙なタイミングとか
煙球のランダムな色など
色々使えるとおもうので、覚えておきましょう。
次回はキーボードの情報を利用する予定です。
ここから、面白くなってくる可能性があります。